研究課題
基盤研究(C)
本研究は大慧宗杲の禅を中国思想史のなかに位置づけようと試みたものである。大慧と士大夫との交渉を具体的に考察するために、彼の基本的な伝記資料である『大慧普覚禅師年譜』の補遺と訳注の作成に取り組んだ。この書に見えている士大夫のうちには『宋元学案』に取りあげられている二十数名が含まれ、また、そのなかの張九成・呂本中などの七名は大慧ととりわけ親密であったと伝えられる。こうした士大夫たちについてはできるだけ詳しく調査した。
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人文科学研究
巻: 129 ページ: 21-42