• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

道教の形成に及ぼした初期江南仏教の影響についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520037
研究機関名古屋大学

研究代表者

神塚 淑子  名古屋大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20126030)

キーワード三国六朝時代 / 道教 / 江南仏教 / 神亭壺 / 六度集経
研究概要

本年度は、次の研究を行った。
(1) 初期江南仏教を代表する支謙の訳経として、『仏説阿弥陀経三耶三仏薩楼仏壇過度人道経』(いわゆる『大阿弥陀経』)を丁寧に読み解き、霊宝経との比較研究を行った。
(2) 康僧会訳『六度集経』について、2年前から、中国仏教思想・中国仏教美術史・インド仏教学・日本説話学の専門家たちからなる研究会を組織し、毎月1回集まって、合同の読書会を開き、日本語訳を作成している。今年度は、巻4を完成した。『六度集経』は、仏陀の本生譚を集めた訳経として重要なものであるが、難解な箇所も多い。この研究会では、諸専門分野からの発言を交えた学際的な討議の場として、着実な成果を挙げている。
(3) 平成20年10月に北京の中国人民大学で開催された第3回中日仏学会議に出席し、「元始天尊をめぐる仏道論争」と題する研究発表を中国語で行い、討論を行った。道教と仏教の関係をめぐる発表であり、本研究とも関係が深い。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 中国仏道教囲繞元始天尊的論争2008

    • 著者名/発表者名
      神塚淑子
    • 学会等名
      第3回中日仏学会議
    • 発表場所
      中国人民大学(北京)
    • 年月日
      2008-10-26
  • [図書] 『中日文化交流的歴史記憶及其展望』(侯甬堅・江村治樹編)所収「空海的文字観及其与六朝宗教思想的関係」(3〜20 ページ)2008

    • 著者名/発表者名
      神塚淑子
    • 総ページ数
      397
    • 出版者
      陜西師範大学出版社

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi