研究課題
基盤研究(C)
世界各地に存在する様々な宗教を知ったヨーロッパの知識人たちは、それら諸宗教の本質を探究し、その結果得られたものを自然的宗教と呼んでいる。ドイツ観念論の系譜に属するカントをはじめとする哲学者たちも自然的宗教を、その名称は異なるものの、彼らの理想的宗教として求めた。彼らは人間に存在する道徳的悪や宗教的悪をこの自然的宗教を手掛かりにして克服しようと考え、その克服時期をこの世、霊魂が肉体を離れてからのいずれかの日、あるいは復活の時におき、悪が克服されるものとしている。
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人文社会論叢-人文科学篇- 第24号
ページ: 1-15
シェリング年報 第17号
ページ: 38-47
宗教研究 第361号
ページ: 361-383