研究課題/領域番号 |
20520056
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
稲場 圭信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (30362750)
|
研究分担者 |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50196135)
大谷 栄一 東洋大学, 東洋学研究所, 客員研究員 (70385962)
ランジャナ ムコパディヤーヤ 名古屋市立大学, 人間文化研究科, 准教授 (10381899)
濱田 陽 帝京大学, 文学部, 准教授 (70389857)
|
キーワード | 宗教学 / 利他主義 / 宗教の社会貢献 / ソーシャル・キャピタル |
研究概要 |
◆本研究は、法制度、組織、社会と個人(規範意識、宗教心、価値観)の各次元から包括的にソーシャル・キャピタル(社会関係資本)をとらえ、宗教の社会的な役割にアプローチする。国際比較により、文化、歴史、社会、法制度の中で、宗教が担う社会的な役割の特徴を明らかにすることを目的とする。 ◆本年度は、本研究の包括的研究課題、ソーシャル・キャピタルを支援する法制度(宗教法人法、チャリティ法、NPO法、公益法人法など)、対象国における宗教(キリスト教、仏教、ヒンズー教、イスラームなど)、ソーシャル・キャピタル概念の検討を行い、各調査研究・事例研究への連結を行うことに重点を置いた。研究代表者、研究分担者が、宗教の社会貢献活動研究プロジェクトの研究協力者とともに、研究会で研究打ち合わせを実施した。 ◆本年度の主な海外調査としては、研究代表者の稲場圭信がイギリスのロンドンで、キリスト教のホームレス支援活動などの慈善活動や仏教団体が瞑想教室を一般に向けに開放し社会と積極的にかかわっている活動をフィールドワークした。また、研究協力者、天理大学教授、金子昭が、台湾に出張調査し、現地での宗教の社会参加、社会運動をフィールドワークし、台湾におけるソーシャル・キャピタルとしての宗教の実態を調査した。 ◆本年度の主な国内調査としては、研究揚力者の白波瀬達也が、北海道と北九州で、宗教者による社会参加、社会活動をフィールドワークした。
|