研究課題
基盤研究(C)
真宗の祖・親鸞の伝記伝承を、歴史資料にとどまることなく研究協力者各自の視点により考察し、伝承を立体的に捉え直す試みを行なった。すなわち、「関東絵伝を中心とした伝記の絵画化」(1)、「川越名号」(2)、「植髪の尊像」(4)では個別の縁起生成と拡散の問題に明らかにした。また近世期の周辺事情に関して、江戸戯作への素材提供(3)を明らかにするとともに、立山信仰との関わり(5)、四国地方の「うつし」霊場の問題(6)をとりあげ、真宗史以外の領域にみられる親鸞伝説の当代的な受容を明らかにした。
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別冊太陽
巻: 170号 ページ: 138-145
文藝論叢
巻: 72号 ページ: 109-126