研究課題
基盤研究(C)
10世紀の後半から此土と隔絶した遠い彼岸世界の観念が膨張し、院政期に至ってこの世と断絶した死後に往生すべき他界浄土の観念として定着をみる。こうした世界観の転換を背景に、東国で大量に作成される板碑は、彼岸の仏の垂迹として人を浄土へと導く存在であると規定された。板碑のある空間は遥かなる彼岸の浄土への入口であり、そこへ足を運び、祈りをささげることによって、浄土への往生が可能になると信じられた。それは専修念仏とは異なるもう一つの、しかも主流としての中世の浄土信仰のあり方を示すものだった。
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