研究課題
基盤研究(C)
マハートマ・ガンディーは、カースト制度を是認する傾向を示して不可触民階級出身のビムラオ・アンベードカルと激しく対立したが、他方で、不可触民制度をヒンドゥー社会に不可欠なものと考えるヒンドゥー・サナタニスト(正統派)とも明確に見解を異にした。このことは、彼のカースト観が、近代とも伝統とも一線を画した思想であったことを示しており、本研究においては、彼の思想をそうした文脈において分析しようとするものである。
すべて 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)
Gandhi Marg Vol.32, no.1
ページ: 101-118