研究課題
基盤研究(C)
本研究においては、19世紀以降の西欧の聖書研究の歩みを決定づける聖書資料説を可能にした近代的な「批判」概念の発生を実証的に究明するため、17世紀に出版された二つの先駆的な聖書研究、バルーフ・スピノザの「神学政治論」およびリシャール・シモンの「旧約聖書の批判的歴史」における「歴史批判」と「本文批判」の位置づけを、当時の文脈を十分考慮に入れた上で詳細に分析し、この二つの異なる「批判」意識がいかにして近代の一つの「批判」概念として統合されていくのかを明らかにする試みを行なった。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)
高等研報告書1102近代精神と古典解釈-伝統の崩壊と再構築-
ページ: 22-32
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言語文化
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京都ユダヤ思想
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旧約学研究
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