研究課題/領域番号 |
20520088
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
河野 道房 大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (90195678)
|
連携研究者 |
王 衛明 京都橘大学, 文学部, 教授 (50248613)
下野 健児 花園大学, 文学部, 教授 (60242997)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2012
|
キーワード | 美術史 / 魏晋南北朝 / 壁画 / 墳墓 / 鮮卑 |
研究概要 |
山西省の婁叡墓壁画や徐顕秀墓壁画、敦煌の仏爺廟湾魏晋墓壁画等々、魏晋南北朝時代の墳墓壁画を実地調査した結果、以下の諸点が明らかになった。すなわち魏晋期の絵画が漢代壁画の強い影響下にあったのに対し、北朝特に北斉の壁画は、異民族独自の様式を高い完成度で示し、その特異な瓜実顔の様式は初唐人物画にも影響を与えていたこと、また群像表現、奥行き表現に格段の進歩を見せ、唐代遠近表現の原型となったことなどである。
|