• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

西安碑林博物館所蔵碑誌彫飾文様6~10世紀基準作例の造形分析と系統化の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520099
研究機関阪南大学

研究代表者

山本 謙治  阪南大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (30309372)

キーワード西安碑林 / 西安碑林博物館 / 碑石 / 墓誌 / 墓誌蓋 / 文様 / 装飾空間 / 文様構造分析
研究概要

昨年までの基礎調査を経て、本年度、碑林博物館側研究者との協議により研究対象を以下の石彫文様に限定することとなった。
◎石碑25石(孔子廟堂碑・霊化寺大徳智該法師碑・于孝顕碑・李愍碑・皇甫誕碑・道徳寺碑・同州三蔵聖教序碑・道因法師碑・三蔵聖教序碑・比丘尼法〓禅師碑・浄域寺大慶法蔵禅師塔銘・興福寺残碑・大智禅師碑・隆闡法師碑・石台孝経・争座位書稿・郭家廟碑・三墳記碑・恵堅禅師碑・李夷簡家廟碑・梁守謙碑・玄秘塔碑・華厳寺杜順和尚行記碑・篆書千字文序碑・折継閔神道碑)
◎墓誌・墓誌蓋17石(元暉墓志・侯剛墓誌・侯剛墓誌/蓋・苟景墓志蓋・爾朱紹墓志・爾朱襲墓志/蓋・元天穆墓志・范安貴墓志蓋・張濬墓志/蓋・魏国太夫人裴覚墓志蓋・薛氏墓志・張士則墓志蓋・張怙墓志/蓋)
◎李小孩石槨、李寿墓誌・李寿墓門
これは当初、『西安碑林碑石墓誌文様基礎資料集成』の刊行を行う予定であったものが、調査の進展より作柄の劣った作品までを集成するより、作柄の優れた物のみを対象とした研究書『西安碑林石彫文様の研究』の刊行の方が意義あるものと両者で合意したためである。上記作品のうち、李小孩石槨、李寿墓誌・李寿墓門を除く碑石・墓誌の採拓、写真撮影、実測図制作は本年度までに終了した。またこれら資料により、(1)装飾空間分割図、(2)文様配置図、(3)文様構造図を作成し、道徳寺碑・同州三蔵聖教序碑・道因法師碑・三蔵聖教序碑・大智禅師碑・隆闡法師碑・梁守謙碑・玄秘塔碑・恵堅禅師碑の代表的9作品については文様解説を終了した。
西安碑林博物館との協定により、中国側よりも先んじて資料を発表することは禁止されているため、あくまで両者間の作業報告書として、これまでの経緯と使用可能な写真資料を集成したものを「西安碑林博物館所蔵石彫文様基礎資料集」として作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 西安碑林博物館所蔵石彫文様基礎資料集2010

    • 著者名/発表者名
      山本謙治
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      三恵社(A4版)

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi