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2009 年度 実績報告書

国宝「紅白梅図屏風」の制作技法・材料(金箔・有機色料・型)に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520101
研究機関(財)エム・オー・エー美術・文化財団(学芸部)

研究代表者

内田 篤呉  (財)エム・オー・エー美術・文化財団(学芸部), 学芸部, 学芸員 (00426438)

キーワード紅白梅図屏風 / 金箔
研究概要

第5回調査(2009/05/08)宍倉佐敏(女子美術大学非常勤講師)紙質調査、第6回調査(2009/05/23)中野嘉之(多摩美術大学教授)墨の材質と流水部の技法、第7・8回調査(2009/10/9~11、12.12~13)中居泉(東京理科大学)科学調査、第9回調査(2010/01/18)増田勝彦(昭和女子大学教授)本紙素材調査。
上記の調査結果を踏まえ、MOA美術館において2回に亘り研究会(2010/1/24、2010/2/14)を開催した。発表内容は、「金箔金泥について」馬場秀雄(吉備国際大学教授)、「可視-近赤外反射スペクトル非破壊分析法による調査結果」下山進(吉備国際大学教授)、「新技術による無機材質分析」(中井泉)、「伝統工芸技法による考察」森口邦彦、鈴田滋人、室瀬和美(重要無形文化財保持者)、「紙の材質」(増田勝彦、宍倉佐敏)。第2次調査でデジタル顕微鏡観察、粉末X線回折測定、蛍光X線分析を実施した結果は、金地は金泥でなく、金箔とする第1次調査の結果を覆すもので、その結果は新聞各紙(20社)で報道された。
平成22年度は、中井泉氏の報告結果を、中川衛氏(重要無形文化財保持者)による銀箔薫蒸説の実験、韓国における竹紙の調査並びに研究総括としての報告書の作成を行いたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.moaart.or.jp/news.php?id=89

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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