研究概要 |
本年度は, 海外の研究者の協力を得て, モスクワのロシア国立政治・社会史アルヒープ(RGA)及びアムステルダムの国際社会史研究所(IISG)にオリジナルないしはコピーが保存されている写真などの資料を調査すると同時に, ベルリン在住の研究協力者の図書館学芸員(収集家)および他の研究機関が所有している資料の本格的調査・画像採取を行った。具体的には, マルクス図像のデータベース作成に向けた基礎的作業のために以下のことを行い、その成果を発表した。 (1) 既に収集しているマルクス画像の整理 (2) ベルリン在住の研究協力者及び収集家所有のマルクス図像資料の調査・画像採取 (平成20年9月) (3) 研究成果の国際会議での発表(平成20年12月開催の国際シンポジウム「マルクスの遺産」(神奈川大学)) (4) 資料の書誌的データの翻訳・整理・分類、収集画像の画像処理などを行い、来年度に向けた作業フレームの試作を行った。
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