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2008 年度 実績報告書

多メディアにおける「らしさ」の変容--表象文化にとって「自然さ」とは何か

研究課題

研究課題/領域番号 20520131
研究機関成城大学

研究代表者

北山 研二  成城大学, 文芸学部, 教授 (90143130)

研究分担者 一之瀬 正興  成城大学, 文芸学部, 教授 (40003462)
川上 善郎  成城大学, 文芸学部, 教授 (00146268)
村瀬 鋼  成城大学, 文芸学部, 教授 (60279247)
木村 建哉  成城大学, 文芸学部, 専任講師 (10313181)
キーワードらしさ / 自然 / リアリティー / 表象 / 物語 / メディア / 風景 / アイデンティティー
研究概要

平成20年度は、理論的検討のために北山および村瀬を中心として、断続的に「らしさ」と「自然」についての原理的考察を行ない、「らしさ」の概念を中核とする表象についての仮説的な理論の構築の基礎を築いた。その結果、表象の概念と「らしさ」の概念は、その非直接性において不即不離の関係にあることが確認され、今後両者の再定義が必要であるとされた。他方、その理論的検討の実効性の検証とその練り直しの側面的支援として、7月に木村が日本映画における自然らしさの実証的研究(舞台セットとカメラがつくる自然らしい映画空間の考察)を、10月に川上と北山が他の研究分担者と協力して骨董研究家・成城学園教育研究所の青柳恵介氏を招聘し、陶器骨董における本物と偽物の境界線の曖昧さ(ほんものらしさの不確定性)の実証的研究を、12月に一之瀬と川上と村瀬が他の研究分担者と協力して建築家・東北大学准教授の五十嵐太郎氏を招聘し、「結婚式教会」における演劇的社会心理学的表象的効果としての「結婚式らしさ」(和洋折衷様式によって捏造された本物らしさの効果)の研究を、2月に村瀬と北山は他の研究分担者と協力して英文学・英文化研究者である成城大学准教授の木下誠氏を招聘し、映画における「イギリスらしさ」の研究(移民家族の祖国愛らしさや理想的イギリスらしさという偽装された「文化的アイデンティティー」の比較研究)を行った。それぞれ口頭発表と討議をへて、「らしさ」の概念の射程の深さと広がりを確認し、講演会・研究会の成果を報告・論文等にまとめることとした。そして、3月に北山・一之瀬・川上・村瀬は、ヨーロッパらしさとアラブ・チュニジアらしさの重層性と相互作用を調査するためにチュニジアにて現地調査を実施した。その結果、インフラ等は諸施設・諸制度についてはほぼフランス的であるが、その内実はアラブ・チュニジア的であることが判明し、調査の成果の検討会をへて質的充実を確認した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 写真または他者の映像2009

    • 著者名/発表者名
      北山研二
    • 雑誌名

      ヨーロッパ文化研究 第28集

      ページ: 32-76

  • [雑誌論文] 心身問題と他者問題との関係について--レヴィナスの身体論から-2008

    • 著者名/発表者名
      村瀬 鋼
    • 雑誌名

      西日本哲学年報 第16号

      ページ: 37-53

    • 査読あり
  • [図書] 雑談力-おしゃべり・雑談のおそるべき効果-2008

    • 著者名/発表者名
      川上善郎
    • 総ページ数
      205
    • 出版者
      毎日コミュニケーションズ

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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