研究課題/領域番号 |
20520144
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
水藤 龍彦 追手門学院大学, 国際教養学部, 教授 (60131413)
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研究分担者 |
中村 啓佑 追手門学院大学, 国際教養学部, 教授 (40079398)
新谷 好 追手門学院大学, 国際教養学部, 教授 (40206321)
増崎 恒 追手門学院大学, 国際教養学部, 講師 (80434819)
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キーワード | 日本像 / 世紀末 / イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ / ジャポニスム |
研究概要 |
今年度は1年目であり、メンバーがそれぞれの専門を基盤にして、共通のテーマへ向かう助走を行なったといえる。研究代表者、分担者の4名で以下のテーマで4回の研究会をおこなった。 第1回「エミール・ガレとナンシー」 第2回「英国のジャポニスム--ゴドウィンとビアズリー」 第3回「スティーブン・クレインと日本(人)イメージ」 第4回「日本の動物画と西洋美術における動物」 研究分担者の中村の論文「エミール・ガレと蜻蛉-ジャポニスムを考える手掛かりとして第1部日本の動物画と西洋美術における動物」は、ガレにおける植物・昆虫モチーフと日本の美術工芸における同様のモチーフを対比する論を目指しての基礎作業をなすものである。 研究分担者増崎の論文「Stephen Craneの作品に見る<日本(人)>イメージ-19世紀末米国の社会文化政治的視点から-」は、19世紀末アメリカの作家クレインの短編に登場する「キューバ人」の形象の背後に日本人イメージを見るという大胆な論考であり、今後の展開が待たれる。他の2名は、それぞれドイツ、イギリスにおけるジャポニスムないし日本的美学の受容について研究を進めている。
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