研究課題
基盤研究(C)
平安時代の後宮は女性作者による多彩で豊かな文学作品を生み出した。その実態を藤原道長の娘である彰子のサロンを中心に考察した。日記、和歌、歴史物語などの文学作品に加え、儀式、仏教などさまざまな角度から検討することで、文学のみならず、政治や経済、宗教などの観点も加えて総合的に捉えることができた。さらに、そのような環境を念頭に置くことで、『源氏物語』などの虚構の作品についても新たな読みが生れることを明らかにした。
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