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2009 年度 実績報告書

日中両国の初等・中等教育における漢字・漢文教育の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520161
研究機関京都大学

研究代表者

李 長波  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 講師 (60293932)

キーワード漢文教育 / 漢文訓読 / 漢文訓読体 / 国語教育 / 文体 / 漢文体
研究概要

本年度は当初から予定していた長春市第十一中学と東北師範大学付属中学での授業見学が、新型インフルエンザの影響で、現地入りした直後に学校閉鎖となり、実現できなかった。研究代表者李長波、研究協力者菊地隆雄氏、田洪宝氏は、中国滞在中、今後の研究について打ち合わせを行い、交流活動の難航にともなって、研究計画を立て直した。具体的には、日中両国の共通する教材の比較対象を決定し、漢文教材の全体的な比較については、『論語』、『孟子』をめぐる両国の教材の扱い方の相違を明らかにすることとし、同一教材の扱い方の違いについては、史伝・論説・散文・詩の各ジャンル別に、史伝:「鴻門の会」、「廉頗と藺相如」、論説:韓愈「師説」、散文:陶淵明「桃花源記」、詩:唐詩・杜甫「登高」、「春望」、李白「月下獨酌」、「望廬山瀑布」、王維「竹里館」、白居易「琵琶行」を比較した。
交流活動の難航はあったものの、本年度は、中国の高等学校、中学国語の指導要綱(課程標準)の翻訳に着手したほか、代表者李長波は、平成21年8月30日開催された第1届漢日対比語言学研討会(第一回中日対照言語学研究フォーラム、於北京大学)において、「漢文訓読における誤読・誤釋・誤解-日本の高校国語教科書を例として-」)と題する研究発表を行いました。招待講演としては、研究代表者が鳥取県立図書館環日本海交流室の招きで、計三回にわたって、「漢字のタテヨコ・ウラオモテ」と題して、日本語、日本人にとって、漢字の持つ意味について講演を行った。
研究協力者菊地隆雄氏は、中国に滞在中の資料収集をした(旅費執行)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 漢文訓読における誤読・誤釋・誤解-日本の高校国語教科書を例として-2009

    • 著者名/発表者名
      李長波
    • 学会等名
      第1届漢日対比語言学研討会(第一回中日対照言語学研究フォーラム)
    • 発表場所
      北京大学
    • 年月日
      2009-08-29

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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