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2010 年度 自己評価報告書

後期上方読本の成立における実録の影響についての研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20520164
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関島根大学

研究代表者

田中 則雄  島根大学, 法文学部, 教授 (00252891)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワード近世文学
研究概要

後期読本史の全体像を把握するためには、文5、6年(1808、09)頃の、江戸読本の隆盛とそれによる江戸・上方読本間の作風の融合以前に位置する、享和~文化初年(1800~05 年頃)の上方読本の実態の解明が不可欠である。これに該当する作の多くは、実録を種本としており、その影響関係を明らかにする必要がある。既に従来の研究(2005~07 年度・基盤研究(C))に基づき、京都の作者・速水春暁斎の読本に独自の記述体が存すること、それを踏襲する方法が、栗杖亭鬼卵など、文化期後半以降の作者の読本にも見出されるとの結論を予測し得ているので、このことを、各作者各作品に即して検証しようとする。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 松江藩と実録2011

    • 著者名/発表者名
      田中則雄
    • 雑誌名

      アジア遊学 135号

      ページ: 142-151

  • [雑誌論文] 水滸伝と白話小説家たち2010

    • 著者名/発表者名
      田中則雄
    • 雑誌名

      アジア遊学 131号

      ページ: 132-141

  • [雑誌論文] 松江藩士妻敵討事件の小説化について2009

    • 著者名/発表者名
      田中則雄
    • 雑誌名

      日本のことばと文学-日本と中国の日本文化研究の接点-

      ページ: 294-308

  • [雑誌論文] 実録『三巴八雲の敵討』について2009

    • 著者名/発表者名
      田中則雄
    • 雑誌名

      山陰研究 2号

      ページ: 19-32

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 浄瑠璃の読本化に見る江戸風・分上方風2009

    • 著者名/発表者名
      田中則雄
    • 雑誌名

      江戸文学 40号

      ページ: 92-105

  • [図書] 雲陽秘事記と松江藩の人々2011

    • 著者名/発表者名
      田中則雄
    • 総ページ数
      90
    • 出版者
      松江市教育委員会刊

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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