研究課題
基盤研究(C)
鎌倉後期の遁世僧・無住の著作に、鎌倉幕府の法制度、とりわけ御成敗式目や武家新制の理念がどのように反映しているかを考察した。また、幕府の強力な支援を受けて仏教界の頂点に立った高僧・実賢の法流に連なる遁世僧と無住との深い交流についても明らかにした。さらに、無住と同時代に編纂された鎌倉幕府の歴史書『吾妻鏡』の伝承性の強い記事を説話伝承研究の視点から分析することで、本書の歴史叙述の方法や編纂意識についても解明を試みた。
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長母寺開基無住和尚七百年遠忌記念論集 (掲載確定)
国語国文 80巻1号
ページ: 1-20
文学史研究 50号
ページ: 23-37
http://jairo.nii.ac.jp/0150/00000295
説話文学研究 44号
ページ: 93-103
文学史研究 49号
ページ: 55-64
http://jairo.nii.ac.jp/0150/00000299