研究課題/領域番号 |
20520173
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 駿河台大学 |
研究代表者 |
吉野 瑞恵 駿河台大学, 現代文化学部, 教授 (00224121)
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研究分担者 |
菅 聡子 お茶の水女子大学, 人間分化創成科学研究科, 教授 (70224871)
松井 優子 駿河台大学, 現代文化学部, 教授 (70265445)
増田 久美子 駿河台大学, 現代文化学部, 准教授 (80337617)
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研究協力者 |
志渡岡 理恵 大妻女子大学, 非常勤講師
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 日記文学 / 国際研究者交流 / 書簡文学 / 比較文学 / 公的領域 |
研究概要 |
英文学研究で用いられているlife-writingという概念の普及について確認するとともに、平安時代と明治時代の日本・18~19世紀の英国・アメリカにおいて女性による日記、書簡、自伝が、「私的な世界を語る」というかたちをとりながら、後世の読者に参照すべき女性の生き方の例を示したり、「私」の経験を公的なモデルとしていくなど、「公的」な領域に参入する手段として用いられていることを明らかにした。加えて、私的な領域の中に「国家」が侵入し、女性が国家にからめとられていく過程についても考察し、私的領域と公的領域の交錯というテーマのさらなる可能性を確認した。
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