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大阪で活躍した著述家や大阪出身の文学者がどのような書物を出版したか、明治から現代までを対象とし、宇田川文海(作家・ジャーナリスト)、渡辺霞亭(小説家・劇作家)、村上浪六(大衆作家)、西村天囚(ジャーナリスト・漢学者)、角田浩々歌客(文芸時評家)、菊池幽芳(小説家)、河井酔茗(詩人)、中村吉蔵(劇作家・小説家)、小林天眠(文筆家・実業家)、久津見蕨村(思想家・評論家・ジャーナリスト)、木崎好尚(ジャーナリスト・金石文研究家)、高安月郊(詩人・劇作家)、上司小剣(小説家)、斎藤弔花(ジャーナリスト・小説家)、薄田泣菫(詩人・随筆家)、奥村梅皐(ジャーナリスト・評論家)、高須梅渓(評論家・水戸学研究家)、食満南北(劇作家・座付作者)、今中楓渓(歌人)、石丸悟平(小説家・評論家)、直木三十五(小説家)、宇野浩二(小説家・評論家)、渡辺均(小説家・ジャーナリスト)、北條秀司(劇作家)、長谷川幸延(劇作家・小説家)、藤沢桓夫(小説家)、武田麟太郎(小説家)、井上友一郎(小説家)、織田作之助(小説家)、河野多恵子(小説家)、兄沢永一(近代文学研究者・評論家・書誌学者)、向井敏(文芸評論家)、開高健(小説家)の三十三名の書目を作成した。その一部は『浦西和彦著述と書誌』全四巻に公表した。明治・大正・昭和という時代や社会における文学・文化・思想を俯瞰する時、この書目はその研究の基盤となり、文学研究だけでなく、現代思想研究、文化研究においても必須のものとなっている。
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