研究課題
基盤研究(C)
ウィリアム・ブレイクはインド哲学の影響下で、ゆるしのメカニズムを基調とする独自のキリスト教を打ち立てた。1914年に柳宗悦が『ヰリアム・ブレーク』を出版し、ブレイクに「東洋」哲学に通じるものがあると記したのは牽強付会な見解ではなかった。明治・大正期の日本においてブレイクが童謡詩人、象徴詩人として受容されたのに対し、柳は社会改革者としてのブレイクに注目した。柳のブレイク研究は夏目漱石より受け継いだ「自己本位」型のブレイク研究である。
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超域文化科学紀要
巻: 16号 ページ: 107-159
比較文学
巻: 53巻 ページ: 7-20
イギリス・ロマン派研究
巻: 35号 ページ: 1-14
超域文化科学紀
巻: 14号 ページ: 5-18