ナサニエル・ホーソーンとエミリ・ティキンソン、およびハーマン・メルヴィル、エドガー・アラン・ポーについて、予定通り研究を遂行した。2010年6月に、アメリカ、マサチューセッツ州コンコードで開催されたナサニエル・ホーソーン学会で研究発表を行い、海外の研究者と意見交換した。8月には、イギリス、オクスフォード大学で開催された国際エミリ・ディキンソン学会で、ゴシック的な詩についての研究発表を行った。『東京外国語大学論集』にポーなどを論じた2本の論文を発表し、東京外国語大学総合文化研究所論集『総合文化研究』にオクスフォードでの研究発表の一部をもとにしたディキンソン論を寄稿した。3月には、国際メルヴィル学会・コンラッド学会編集による論文集Hearts of Darknessの一章として、理論的分析を展開した英語論文が出版された。2011年5月に開催される日本ナサニエル・ホーソーン協会30周年記念学会シンポジウムでの研究発表が決まり、そのための概要を執筆、6月にローマで開催される国際ハーマン・メルヴィル学会での研究発表と司会が決まり、そのための概要を執筆した。2012年1月に開催されるModern Language Association全国大会でのメルヴィル協会のパネル"Traveling Literature"での研究発表が決まり、その概要も執筆した。
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