研究課題
基盤研究(C)
本研究では「性的差異の制度化」をキーワードに据え、アメリカ近代史をジェンダーに関する女性の意識変革の歴史として再編成することを試みた。性差が「程度の差」から「種類の差」へと概念的変化を遂げる18世紀後半の歴史的背景に着目し、女性アイデンティティの変遷を求婚小説の中に辿った。その結果、「共和国の母」、「真の女性らしさ」、そして「家庭の天使」などの家庭性イデオロギーに回収することが出来ない新たな女性の内面性とその物語の伝統を浮き彫りにすることが出来た。
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青山学院大学文学部『紀要』 第52巻
ページ: 77-90
The Japanese Journal of American Studies 第21巻
ページ: 31-48
アメリカ文学 第70巻
ページ: 1-8