研究課題
基盤研究(C)
人間が感ずる「快」と「苦」を計量的に考察することに立脚する功利主義思想は、イギリス近代哲学の一大思潮である。本研究では、さまざまな文化言説に現われる「フィジカリティ(身体性=物質性)」の観点から、この功利主義を再解釈した。そしてこの過程で明らかになった、身体文化や物質文化に根ざした新たな功利主義像にしたがって、18世紀から19世紀中期までの文化・思想事象、および文学に代表される感受性のあり方をとらえ直すことを試みた。
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言語文化研究 36
ページ: 185-200