シェイクスピア劇の材源と改作に関する翻訳プロジェクト研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20520232
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 英米・英語圏文学
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 大和 高行 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (30253371)
• 研究分担者: 丹羽 佐紀 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (40244272) ; 小林 潤司 鹿児島国際大学, 国際文化学部, 教授 (10258676) ; 山下 孝子 鹿児島国際大学, 経済学部, 准教授 (70224623) ; 杉浦 裕子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 講師 (50412846)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2011
• キーワード: 英文学 / 翻訳

研究概要

平成20年度から平成23年度までの4年間の研究期間において、以下のような具体的な成果を得ることができた。1.シェイクスピア劇の材源と改作に関連するテクストの拡充作業を進めた。2.ウィリアム・ペインター作「ナルボンヌのジレッタ」、「ロミオとジュリエッタ」、ジョン・レイシー作『スコットランド人レイシー』、コリー・シバー作『リチャード三世』、バーナード・ショウ作「『シンベリン』仕上げ直し」の注釈・改題付き翻訳を印刷発表した。3.本研究課題に関する学会発表ならびに論文発表を行った。

研究成果

• [雑誌論文] シェイクスピアの材源と改作に関する研究と翻訳の現在 (2012)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 1-4
• [雑誌論文] コリー・シバー作『リチャード三世』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 大和高行・丹羽佐紀・小林潤司・山下孝子・杉浦裕子
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 5-74
• [雑誌論文] バーナード・ショウ作『シンベリン』仕上げ直し (2012)
  • 著者名/発表者名: 山下孝子
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 75-91
• [雑誌論文] コリー・シバー作『リチャード三世』」-解説- (2012)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 93-101
• [雑誌論文] バーナード・ショウ作『シンベリン』仕上げ直し-解説- (2012)
  • 著者名/発表者名: 山下孝子
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 103-105
• [雑誌論文] ノヴェルの女性と舞台の女性-ウィリアム・ペインターの『悦楽の宮殿』とエリザベス朝演劇- (2012)
  • 著者名/発表者名: 杉浦裕子
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 109-120
• [雑誌論文] The Moor'から'Ohtello'へ-Chinthioの作品とOhtelloの比較を中心として (2012)
  • 著者名/発表者名: 丹羽佐紀
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 121-130
• [雑誌論文] 18世紀初頭における『リチャード三世』の改作-英国歴史劇の変容- (2012)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 131-138
• [雑誌論文] シバーからケンブルへ-越境する改作研究の可能性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 139-146
• [雑誌論文] When shall I hear all through?-『シンベリン』の終わり方を巡って (2012)
  • 著者名/発表者名: 山下孝子
  • 雑誌名: 平成20年度～23年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ページ: 147-155
• [雑誌論文] 『ロミオとジュリエット』におけるロレンス修道士と薬屋の関係をめぐって-二人の役割の同質性とその宗教的背景- (2012)
  • 著者名/発表者名: 丹羽佐紀
  • 雑誌名: 英文学研究支部統合号 巻: 第4巻 ページ: 385-392
  • 査読あり
• [雑誌論文] コリー・シバー作『リチャード3世』におけるアン求愛の場面の劇作法 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 雑誌名: 地域政策科学研究 巻: 第8号 ページ: 211-226
  • 査読あり
• [雑誌論文] 監禁と解放の劇場-『第二の乙女の悲劇』のダブルプロット構造の再検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 雑誌名: 英文学研究支部統合号 巻: 第3巻 ページ: 459-472
  • 査読あり
• [雑誌論文] ウィリアム・ペインター作『ロミオとジュリエッタ』論-翻訳と解説 (2011)
  • 著者名/発表者名: 杉浦裕子・大和高行・小林潤司・山下孝子・丹羽佐紀
  • 雑誌名: 鳴門教育大学研究紀要 巻: 第26巻 ページ: 258-286
• [雑誌論文] ジョン・レイシー作『スコットランド人ソーニイ』論 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大和高行・小林潤司・杉浦裕子
  • 雑誌名: 地域政策科学研究 巻: 第7号 ページ: 19-86
  • 査読あり
• [雑誌論文] Sauny the Scot(1667)にみる新たな喜劇性-イングランド、スコットランド、そして「インド」- (2009)
  • 著者名/発表者名: 大和高行, John Lacy
  • 雑誌名: 人文学科論集 巻: 第69号 ページ: 25-39
• [雑誌論文] 「助言文芸」の衰退とトマス・ワイアットの詩:グレッグ・ウォーカーの『暴政のもとで書く』をめぐって (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 雑誌名: 国際文化学部論集 巻: 第9巻第4号 ページ: 193-209
• [雑誌論文] ウィリアム・ペインター作「ナルボンヌのジレッタ」論 (2009)
  • 著者名/発表者名: 杉浦裕子・大和高行・小林潤司・山下孝子・丹羽佐紀
  • 雑誌名: 地域政策科学研究 巻: 第6号 ページ: 25-39
  • 査読あり
• [雑誌論文] Iago's Entanglement with Modernity (2009)
  • 著者名/発表者名: 杉浦裕子
  • 雑誌名: 英文学研究支部統合号 巻: 第1巻 ページ: 395-411
  • 査読あり
• [学会発表] Linda Woodbridge, English Revenge Drama : Money, Resistance, Equality (2012)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 学会等名: 関西シェイクスピア研究会例会
  • 発表場所: 大阪学院大学
  • 年月日: 2012-02-26
• [学会発表] 王政復古期における『リチャード三世』の改作-英国歴史劇の変容- (2011)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 学会等名: 日本英文学会九州支部第64回大会シンポジウム第1部門イギリス文学「William Shakespeare劇の材源と改作」
  • 発表場所: 大分大学旦野原キャンパス
  • 年月日: 2011-10-29
• [学会発表] ノヴェルの女性と舞台の女性-ウィリアム・ペインターの『悦楽の宮殿』から (2011)
  • 著者名/発表者名: 杉浦裕子
  • 学会等名: 日本英文学会九州支部第64回大会シンポジウム第1部門イギリス文学「William Shakespeare劇の材源と改作」
  • 発表場所: 大分大学旦野原キャンパス
  • 年月日: 2011-10-29
• [学会発表] The Moor'から' Ohtello'へ-Chinthioの作品とOhtelloの比較について (2011)
  • 著者名/発表者名: 丹羽佐紀
  • 学会等名: 日本英文学会九州支部第64回大会シンポジウム第1部門イギリス文学「William Shakespeare劇の材源と改作」
  • 発表場所: 大分大学旦野原キャンパス
  • 年月日: 2011-10-29
• [学会発表] Adapted to the Stage by Colley Cibber ; Revised by J. P. Kemble (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 学会等名: 日本英文学会九州支部第64回大会シンポジウム第1部門イギリス文学「William Shakespeare劇の材源と改作」
  • 発表場所: 大分大学旦野原キャンパス
  • 年月日: 2011-10-29
• [学会発表] When shall I hear all through?"[Cymbeline, V. iv. 382]-『シンベリン』の終わり方を巡って (2011)
  • 著者名/発表者名: 山下孝子
  • 学会等名: 日本英文学会九州支部第64回大会シンポジウム第1部門イギリス文学
  • 発表場所: 大分大学旦野原キャンパス
  • 年月日: 2011-10-29
• [学会発表] 王政復古期における『リチャード三世』の改作-英国歴史劇の変容- (2011)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 学会等名: 九州シェイクスピア研究会第160回例会
  • 発表場所: 西南学院大学
  • 年月日: 2011-10-08
• [学会発表] Nicholas Rowe, The Tragedy of Jane Shoreを読む (2011)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 学会等名: 第37回スチュアート朝研究会
  • 発表場所: 専修大学
  • 年月日: 2011-09-10
• [学会発表] Robert Brustein, The Tainted Muse : Prejudice and Presumption in Shakespeare and His Time (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 学会等名: 関西シェイクスピア研究会例会
  • 発表場所: ホテルサニーストン
  • 年月日: 2010-12-12
• [学会発表] 劇場戦争前後の『お気に召すまま』と『終わりよければすべてよし』 (2010)
  • 著者名/発表者名: 杉浦裕子
  • 学会等名: 日本英文学会九州支部第63回大会
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2010-10-31
• [学会発表] 『ロミオとジュリエット』におけるロレンス修道士と薬屋の関係をめぐって-二人の役割の同質性とその宗教的背景- (2010)
  • 著者名/発表者名: 丹羽佐紀
  • 学会等名: 第49回シェイクスピア学会
  • 発表場所: 福岡女学院大学
  • 年月日: 2010-10-16
• [学会発表] John Lacy, Sauny the Scotを読む (2010)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 学会等名: 第32回スチュアート朝研究会
  • 発表場所: 専修大学
  • 年月日: 2010-08-30
• [学会発表] 『第二の乙女の悲劇』のダブルプロット構造の再検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 学会等名: 第48回シェイクスピア学会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2009-10-03
• [学会発表] 「助言文芸」の衰退とトマス・ワイアットの詩:ウォーカー流『本当は怖い初期近代イギリス文学史』の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 学会等名: 鹿児島近代初期イギリス演劇研究会・宗教とテューダー朝演劇の成立研究会合同研究会
  • 発表場所: 鹿児島大学
  • 年月日: 2008-11-15
• [学会発表] Sauny the Scot(1667)にみる新たな喜劇性について (2008)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 学会等名: 第47回シェイクスピア学会
  • 発表場所: 岩手県立大学
  • 年月日: 2008-10-11
• [学会発表] ジョン・レイシーの『じゃじゃ馬馴らし』-スコットランド人従者と王政復古期の家父長制 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大和高行
  • 学会等名: 九州シェイクスピア研究会第148回例会
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2008-09-13
• [学会発表] 書評:Greg Walker, Writing Under Tyranny : English Literature and Henrician Reformationin(Oxford UP, 2005) (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林潤司
  • 学会等名: 関西シェイクスピア研究会例会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2008-04-27
• [備考]
  • URL: http://ir.kagoshima-u.ac.jp/handle/10232/8064