1.2008年6月に行われたアメリカ学会のパネルで、1970年代のアフリカ系アメリカ人文化における東洋文化の受容をブラックスプロイテーション映画におけるカンフーに焦点をあて検討した。この問題はその後引き続き検討し、2010年1月のハワイにおける国際学会で公民権運動とジム・ケリー主演の映画の関係性について発表した。 2.リチャード・ライトの俳句について2008年6月にパリにおいて開催されたリチャードライト生誕100年記念国際学会にて発表。このテーマについてはその後さらにアフリカン・アメリカン・ジャポニスムについての考察を深め、2009年3月に「アフリカン・アメリカン・ジャポニスムとリチャードライトの俳句」というタイトルで日本女子大の『英米文学研究』に論文を発表した。 3.20世紀初頭アメリカでジャポニスム小説を発表したWinnifred Eatonの自伝についての論文を執筆。この論文は多民族研究学会の雑誌に応募し受理された。発表は21年度に持ち越される。 4.牧野義雄についての展覧会評をジャポニスム学会誌に発表。
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