『進化論』を著したCharles Darwinの祖父であり、植物学者、発明家でもあるErasmus Darwinの詩作品、The Botanic Garden(1789-91)等を読み解き、文学と科学的探究の融合が、ロマン主義文学者に与えた影響を分析した。当時の科学的言説が、コールリッジの『文学評伝』や『生命論』の中に如何に反映しているのかを探求した。国際学会において、18世紀後半以降の自然史の方法論に基づいた民俗学的な旅行記などの記録が、当時のイギリスの美意識や美学に与えた影響について論じ、それがどのようにコールリッジの地政学的な視座を形作って行ったのかを発表した。
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