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2009 年度 実績報告書

エミリ・ディキンスンと東洋―新島襄とウィリアム・クラークを通じて―

研究課題

研究課題/領域番号 20520265
研究機関神戸女学院大学

研究代表者

鵜野 ひろ子  神戸女学院大学, 文学部, 教授 (30145718)

キーワードエミリ・ディキンスン / 日米文化交流史 / 19世紀米国の雑誌・新聞記事
研究概要

平成20年度に引き続き、エミリ・ディキンスンの得ていた日本の情報を調べるため、議会図書館等で彼女が購読していた新聞を閲覧・複写した。また、彼女が1855年にフィラデルフィア等を訪れた際の交通機関などを調査した。具体的には以下の通り。
1.2009年10月、フィラデルフィアで開催されたアメリカ女性作家学会第4回国際会議の「国境を越えるアメリカ女性作家の作品」という題の最終全体会議で、パネリストとして、ディキンスンの日本についての知識及びその影響について発表した。
2.ディキンスンが訪れた当時のフィラデルフィアは大貿易港であり大都会であったので、東洋関係の物を見た可能性は高い。そこで当時の交通機関等や彼女が見たであろう建物等を見学した。
3.2010年3月、ワシントンDCの議会図書館で、19世紀前半から半ばにかけての日本に関する新聞記事で、1年前日本に送ったが、届かなかったデジタル資料を、閲覧・複写した。
4.同じく議会図書館において、ディキンスン家が購読していた新聞の1852年から1853年までのマイクロフィルムを閲覧し、日本や彼女の父親に関する記事を複写した。平成20年度には、1860年、1872年の記事を閲覧したが、国会議員であった彼女の父親の関係などから、1850年代前半が重要であることがわかったので、今回はその当時の記事を閲覧したのである。
5.3月8日、ワシントンDCからアマーストまで鉄道で移動した。ディキンスンも1855年3月に使ったルートである。彼女はフェリーを利用するなど、一部のルートは現在のものとは異なるし、早さも異なるが、彼女が車窓から見た同じ風景を幾分は見ることができた。
6.3月9日からアマースト大学図書館で、引き続き1854年から1856年の新聞記事を閲覽し複写したが、マイクロフィルムの複写は時間がかかるので、1850年代後半まではできなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Closing Plenary, Transnational American Women's Writing2009

    • 著者名/発表者名
      UNO, Hiroko
    • 学会等名
      Society for the Study of American Women Writers Fourth International Conference
    • 発表場所
      Sheraton Society Hill, Philadelphia, PA, USA
    • 年月日
      2009-10-24

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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