研究課題
基盤研究(C)
本研究は、中国の伝統演劇が江戸時代末期の長崎において上演され、またその楽譜が、『明清楽』とよばれる、当時流行した中国音楽の楽譜の中に収められていることを明らかにし、またこれらの作品が、中国の伝統演劇史の中でどのような位置を占めているかを解明したものである。諸資料を検討した結果、四十種近くに及ぶ演劇作品の名が記録に残されており、それらの多くが中国の演劇史上、乱弾戯とよばれるもので、またごく少数であるが崑曲も含まれていることを明らかにした。
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日本と中国の古典演劇の比較研究・京都府立大学研究成果報告書
ページ: 23-31