研究課題
基盤研究(C)
本研究は、認知言語学によって明らかになった言語の主観性の、特にその命題事象内に表出する程度や様式に関して、言語間の多様性と類型化の可能性を、アジアの諸言語を主に言語類型論の記述的・実証的な研究手法によって明らかにすることを目的とする。認知言語学の研究によって、言語がそしてその現象が深く主観性(subjectivity)に根ざすものであることが明らかになってきた。言語類型論は、言語研究の対象を個別言語から世界の言語に広げ、語順・形態といった文法的特長によって言語を類型化し、言語の個別性/多様性と普遍性の両面を、実際の言語の記述による検証を経て捉えようとする研究分野である。本研究は、認知言語学と言語類型論の研究者がそれぞれの研究成果を「合流」させることで言語研究をより高い次元のものに進めることを目的とする「認知類型論」の主観性研究と位置づけられる。
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