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2010 年度 実績報告書

コーパス分析に基づく日本語北海道方言の談話・語用論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520360
研究機関藤女子大学

研究代表者

井筒 美津子  藤女子大学, 文学部・英語文化学科, 准教授 (00438334)

キーワード談話研究 / 北海道方言 / 接続表現 / 文末詞 / コーパス / 日本語
研究概要

本研究課題は、北海道方言の自然会話のコーパスを作成し、それを基に北海道方言にしばしば見られる接続詞の文末用法について通言語的な視点からの調査・分析を行うことを目的としたものである。
この研究目標に対する22年度の研究実績は以下の通りである。
1. 作成中の「北海道方言コーパス」のデータ、一昨年度の広島へ方言調査や昨年度のオーストラリアへの調査旅行などで収集したデータを基に、日本語の文末接続詞との対照分析を通して、オーストラリア英語などに見られるFinal but現象の諸問題を明らかにし、その成果を5月にフランスで行われたInternational Conference on Final Particles(5月27日・28日、於フランス・ルアン大学)で発表した。
2. 作成中の「北海道方言コーパス」や日常の言語使用から集めたデータを基に、北海道方言における「-らせる」と「-させる」の使役形成語尾の意味的違いについて、「第27回社会言語科学会」(3月19日・20日、於桜美林大学)で発表する予定であった。東日本大震災の影響で、学会は中止(延期)になったが、その成果については、発表論文集に掲載予定である。
3. 本科学研究費補助金により行った研究成果を報告書(『コーパス分析に基づく北海道方言の談話語用論的研究』)としてまとめ、刊行した。
4. 3年間に渡り、編纂作業を行ってきた「北海道方言コーパス」を電子化ファイルにまとめ、コーパス本編を上記報告書の一部として収録した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 「させてんでないの,やらせてんの」:北海道方言に見られる二つの使役形2011

    • 著者名/発表者名
      井筒勝信(代表)
    • 学会等名
      社会言語科学会第27回大会
    • 発表場所
      桜美林大学(東京都)(発表予定 震災により中止・延期)
    • 年月日
      2011-03-19
  • [学会発表] Hanging or backshifting? The rise of final particle but and their comparabies in Japanese2010

    • 著者名/発表者名
      井筒美津子(代表)
    • 学会等名
      International Conference on Final Particles (FIPA2010)
    • 発表場所
      ルアン大学(フランス)
    • 年月日
      2010-05-28
  • [図書] コーパス分析に基づく北海道方言の談話語用論的研究2011

    • 著者名/発表者名
      井筒美津子(編)
    • 総ページ数
      324
    • 出版者
      藤女子大学

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公開日: 2012-07-19  

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