研究課題
本年度は次のことを実施した。(1)地域差バリエーションの資料収集を継続した。(2)時代差バリエーションの資料となる対照語彙表作成作業を継続した。(3)地域差・時代差の二次元マトリックスを多変量解析の方法を開発した。(4)研究の成果を国内および海外で開催される関連学会において発表した。具体的には次を実施した。(1)ドイツ・アウグスブルク大学のラインハルト・ヴェルネル教授に招へいされ、現代スペイン語語彙バリエーション研究に関する研究を発表した。アメリカ大陸スペイン語辞典の編纂者ギュンター・ヘンシュ教授と意見交換をした。(2)スペイン・バルセロナ大学のマリア・ピラル・ペレア教授と語彙バリエーション分析法に関する共同研究を実施した。国際学会で方言調査における複数回答の統計的扱いについて共同発表をした。コサイン係数を平均化することを提案し、大規模調査結果に応用した。(3)スペイン・マドリードヨーロッパ大学のルイス・ゲラ教授と語彙バリエーション研究の教育的応用について共同研究を実施した。マドリード地城の資料をマドリードヨーロッパ大学とアルカラ大学で資料を収集した。(4)『創世記』の中世スペイン語翻訳の対照語彙研究を継続した。
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http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/~ueda/varilex/index.html