研究課題
広域で使用されるスペイン語の語彙について、多変量解析を応用する総合的な研究は、これまでに行われていなかった。また、歴史的変遷と地理的変化を総合的にとらえる手法も開発されていなかった。研究代表者と分担者はウェブプログラミング開発とその応用を通して、新しい研究方法を提案した。スペイン語の語彙に関して、歴史的な変化と地域的な変異を追究する。歴史的な変化については、10世紀~17世紀の流れを総合的に記述する。地域的な変異については、スペインとラテンアメリカの現代都市語彙のバリエーションを観察した。合わせて、語彙研究の方法(資料収集・分析)を開発した。これまでに収集してきたスペイン語語彙バリエーションの資料を整理し、これを語形と地点による2次元行列に配置し、多変量解析を行う。歴史的な変化と地理的な変異を総合的に観察した。スペイン語語彙の歴史的変遷については、スペインアルカラ大学のチームとの共同研究で、中世公証文書の年代推定法を開発した。また、スペイン、パルマ・デ・マジョルカ大学のチームと共同で、中世スペイン語訳旧約聖書のパラレル・コーパス分析を行った。
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Isabel Moskowich-Spiegel Fandino, Begona Crespo Garcia, Ines Lareo Martin, Paula Lojo, Sandino (eds.) Visualizacion del lenguaje a traves de corpus.Universidade da Coruna
ページ: 919-932
スペイン語世界のことばと文化(京都外国語大学スペイン語学科(編))
ページ: 97-125
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cueda/varilex/