研究課題
基盤研究(C)
コミュニケーション上の大革命をもたらしたとされる活版印刷がドイツ文章語の成立に及ぼした影響を探るため,16世紀におけるニュルンベルクの都市言語を文体論の観点から分析した。その際,活版印刷が一般市民の私的テキストの文体に与えた直接的な影響は確認できなかったが,「新聞」が存在しない時代に,時事的な情報を幅広い層の人々に伝える役割を果たしたパンフレットとビラの文体が,当時の人々の文体意識の形成に寄与した可能性が見出された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
ドイツ文学 140号
ページ: 60-75
福岡大学人文論叢 41巻2号
ページ: 707-732