過年度に入力を進めたキリシタン版「ラポ日対訳辞書」(1595)・「日ポ辞書」(1603)の日本語対訳辞書2点の校正を進め、更にキリシタン版のラテン語名句集「Flosculi」(1610)、諸節用集類の見出し語集の入力等を行って、対照の語彙ベースを拡張し、整備した。 平成21年11月初旬のスペイン歴史言語学会主催「16~18世紀のイベリア半島の言語観念」国際会議(トラーズ・ウズ・モンテス・イ・アルト・ドゥーロ大学、ポルトガル)に招待され、これまでの研究成果と作成進行中のデータベースに就て発表し、併せて国際的な共同研究に向けて出席者と情報交換・研究打ち合わせを行った。予定していた原本調査は、この会議の後に行って、海外旅費を節約した。 平成22年3月16日~19日に、「宣教に伴う言語学」第6回国際会議を勤務先(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)にて主催開催し、研究発表・研究打ち合わせを行ない、国際的なデータベース協調に就て、詳細に打ち合わせる事が出来た。
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