研究課題
基盤研究(C)
本研究は、古代日本語に形態的特徴として表れた動詞派生及びそれに従属した形容詞派生の実態に注目し、特に動詞の形を変えずに形容詞に転用する個性的で重要な用法が奈良時代語に成立したことを明らかにした。それは、「飛ぶ鳥」「咲く花」「荒れたる都」など先行する文脈から相対的に自立して文法項を取ることなしに、あたかも形容詞のように名詞を修飾する一群の表現の存在である。この現象は、従来全く注目されなかった動詞の形容詞への転用例である。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件)
『国語国文』(京都大学国語国文学研究室)
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名古屋言語研究(名古屋言語研究会)
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