研究課題
基盤研究(C)
3年間を通じての研究により、平安中期まで陀羅尼が梵字音の原姿を留めて日本で学習されていたことが確認されることになった。平安中期から梵語音が和化を進めていくが、梵語音と日本語音の馴化の手段として日本側の僧侶によって梵語に有る有気音の記述に双点が発明されたり、濁音記述のために濁音字母や濁点が発明され、更に拗音の表記法や撥音韻尾の書きわけの工夫によりそれらの音がやがて日本語音韻として定着した背景に、梵字の音読が密接に関与していたという見通しを確認することが可能になった。
すべて 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 1件)
安田大学大学院文学研究科紀要 16集
ページ: 1-18
平成22年度高山寺典籍文書綜合調査団研究報告論集
ページ: 3-15
「平成20年度高山寺典籍文書綜合調査団研究報告論集
ページ: 76-90
安田大学大学院文学研究科紀要第 15集
ページ: 1-19
安田女子大学国文学論叢 2号
平成21年度高山寺典籍文書綜合調査団研究報告論集
ページ: 11-26
訓点語と訓点資料 123輯
ページ: 1-17
「訓読」論-異文化理解と日本伝統文化の形成-
ページ: 123-15
安田大学大学院文学研究科紀要 14集