研究概要 |
日本全国規模の方言調査資料『音韻調査報告書』『音韻分布図』『口語法調査報告書』『口語法分布図』『日本言語地図』『方言文法全国地図』を用いて,方言分布の通時分析と総合的解釈を行う.これまで行われた全国方言調査の学史的社会的意義をふまえ,その調査データを用いて分布・解釈研究を行い,今後実施される全国方言調査・言語地図作成に備え寄与することをめざす. 期間中には以下の作業を実施する. 1,対象資料の記述研究とデータベース化 2,分布分析と解釈研究(『口語法分布図』『方言文法全国地図』対照地図・『音韻分布図』『日本言語地図』対照地図の作成と,比較解釈研究) 3,報告書作成とウェブ公開. 平成20年度の研究実施状況は以下の通りである. 1,未見・未入手資料の探索調査のため,6日間の出張をおこなった.また,研究発表のため,3日間の出張をおこなった. 2,収集資料のデータベース作成をおこない,データ整理に57日人を投入して電算データ化した. 3,収集・電算化したデータの分析を進めた.その成果の一部を,日本方言研究会第87回研究発表会において口頭発表した. 4,研究経過と成果を随時公開するため,ウェブサイトを開設し公開した.http://socling.org/kogoho/
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