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2008 年度 実績報告書

インターフェースの観点からの英語音調の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520440
研究機関神戸大学

研究代表者

立石 志乃扶 (水口 志乃扶)  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (00157489)

キーワード英語イントネーション / 学習ソフト / F0曲線 / モデル音声 / L2話者 / 持続時間 / ピッチの幅 / 音声産出
研究概要

今年度は、本研究的初年度であり、L2語者により英語イントネーションの学習可能性を探るため、学習ソフト制作にむけそのデザインをするという計画を立てた。
成果としては、学習ソフトの開発が順調に進み、予定より早く実際の製作にまでこぎつけた。このソフトは英語母語話題のモデル音声とそのF0曲線が表示され、学習者はモデル音声を聞いて自分の音声を産出、録音し、自分の音声のF0曲線を目で確認して、モデル音声との違いを耳だけではなく目でも確認できるというものである。
作成のデザイン、理論的背景、意義については、日本英語学会第26回大会シンポジウムで、共同研究者3名が発表する機会を得、成果を世に問うことができた。
予定より早く学習ソフトが作成できたので、学習実験も計画を繰り上げ、10月から1月にかけ4ヶ月間にわたり実施することができた。英語学習者15名の規模で学習実験を行い、現在その結果を解析中であるが、日本語を母語とする英語学習者は、1)音声の持続時間が母語話者の半分から3分の2程度くらいしかなく、2)ピッチの幅も概して狭いか、広すぎるかのどちらかで、母語話者のような「適切」なピッチを作ることができないことが分かってきた。また3)文法上の知識があってもそれを音声に反映することが苦手である、という暫定的な分析結果を得ている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] CALLによる英語音声学習への試み-デザイン・理論・実践を通して-2008

    • 著者名/発表者名
      山田玲子, 立石浩一, 田嶋圭一, 伊庭緑
    • 雑誌名

      Conference Handbook (The English Linguistic Society) 26

      ページ: 159-179

    • 査読あり
  • [学会発表] CALLによる英語音声学習への試み-デザイン・理論・実践を通して-2008

    • 著者名/発表者名
      立石浩一, 山田玲子, 伊庭緑
    • 学会等名
      日本英語学会第26回大会シンポジウム(公開)
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2008-11-16
  • [備考]

    • URL

      http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle-kernel-k0002110

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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