研究概要 |
本研究の目的は、英国を代表する言語学者Richard A. Hudsonが新たに発表した、進化した形のWG理論(New Word Grammar, NWG)の枠組みを把握し、その認知文法的、あるいは構文文法的影響を探る。今年度予定していた研究計画に従い、これをほぼ予定通り遂行し、以下のような実績を上げた。また、研究成果は、論文としても公刊した。 1. New Word Grammar理論についての公刊、未公刊の文献収集のため2009年8月12日から9月10日まで英国へ出張した。同時にLondon大学University College Londonにて、海外共同研究者のProf. R.A. Hudson、Andrew Rosta, Nik Gisborne, Jasper Holmes, Joseph Hilfertyの各氏と共同研究、workshopを行った。これらの活動は、国外、国内での口頭発表のための論文の作成に大いに役立った。 2. 今年度の研究成果の一部を、日本英語学会第2回国際Fomm(2009年4月25-26日、奈良女子大学)で連携研究者と共同でworkshopを開催して公開した。有意義な質問が多数出て活発な討論が展開された。 3. 今年度の研究成果の一部をThe Third International Conference on the Linguistics of Contemporary English, ICLCE3 (Institute of English Studies, Univ. of London, UK, 14-17 July 2009)において口頭発表した。発表内容について的を射た質問を受け、実りある議論を聴衆と行うことができた。 4. 英語語法文法学会第5回英語語法文法セミナー(2009年8月7日、関西学院大学梅田キャンパス)に講師として招聘されて、今年度の研究成果の一部を講演した。 5. 2010 Winter International Conference on Linguistics (Konkuk Univ., Seoul, 5-6 Jan. 2010)に参加し、研究成果の一部をLexical Semanticsの部門で口頭発表した。発表には多くの聴衆が集まり、内容について多くの質問も出て有意義であった。 6. MANAVI M.A.P. International Symposium on Language Education : A New Perspective on Grammar of the English Langugae for Communicative Language Teaching (Grand Cube Osaka, Osaka, Japan,20Feb. 2010)に講師として招聘されて、研究成果の一部を講演した。
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