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2008 年度 実績報告書

在日外国人の日本語学習支援ツール「日本語ポートフォリオ」を媒介とした支援者の学び

研究課題

研究課題/領域番号 20520466
研究機関大阪大学

研究代表者

青木 直子  大阪大学, 文学研究科, 教授 (20184038)

キーワード教育学 / 日本語ボランティア / ポートフォリオ
研究概要

本研究は、在日外国人の日本語習得を支援するボランティアが、学習ツール『日本語ポートフォリオ』を使いこなせるようになるまでにはどのような学びの過程を経るのか、その過程で必要なサポートはどのようなものかを明らかにすることである。本年度は以下の作業を行った。
1.学習者向けJLP使用の手引きと依頼書の作成と翻訳
2.調査
2名のボランティアの協力を得て、それぞれに関して以下のことを行った。
(1)事前インタビュー、(2)『日本語ポートフォリオ』を使った学習活動の録音(8回)、(3)各ボランティアへのアドバイジングとその録音(7回ないし8回)、(4)アドバイジングを行う大学院生との打ち合わせ(8回)、(5)事後インタビュー
3名のボランティアの調査を行う予定だったが、協力してくれる学習者探しが難航したこと、ボランティアと学習者の家庭の事情や健康上の理由で調査終了が遅れたことが原因で、2名しか行えなかった。
3.データ整理
(1)録音データの文字化、(2)文字化データの一部のチェック
4.『日本語ポートフォリオ』のベトナム語版および韓国語版の作成
これは当初の計画にはなかったが、これらの版があれば、協力者が確保できる見通しが立ったので作成した。今年度はこれらの版を使った調査ができなかったが、来年度以降の研究に継続し使用する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 日本語を学ぶ人たちのオートノミーを守るために2008

    • 著者名/発表者名
      青木直子
    • 雑誌名

      日本語教育 138

      ページ: 33-42

  • [雑誌論文] 学習者オートノミーを育てる教師の役割2008

    • 著者名/発表者名
      青木直子
    • 雑誌名

      英語教育 56 (1)

      ページ: 10-13

  • [雑誌論文] Teacher stories to improve theories of 1earner/leacherautonomy2008

    • 著者名/発表者名
      Aoki, Naoko
    • 雑誌名

      Independence 43

      ページ: 15-17

  • [学会発表] 『日本語ポートフォリオ』とアドバイジング2008

    • 著者名/発表者名
      青木直子
    • 学会等名
      2008年度日本語教育学会研究集会第7回
    • 発表場所
      甲南大学
    • 年月日
      2008-09-20

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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