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2010 年度 実績報告書

コロケーション習得支援のためのeラーニング教材の開発とその効果に関する試行的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520473
研究機関大分大学

研究代表者

坂井 美恵子  大分大学, 国際教育研究センター, 准教授 (60288868)

研究分担者 金森 由美  大分大学, 国際教育研究センター, 講師 (80264323)
中溝 朋子  山口大学, 留学生センター, 准教授 (70305217)
大岩 幸太郎  大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (90223726)
キーワードコロケーション / eラーニング教材 / 日本語中上級学習者 / コーパス
研究概要

1.コロケーションデータベースの構築と検索機能の追加
名詞とコロケーション動詞、例文、練習問題を追加した。これらコロケーション情報をデータベースとして格納し、検索画面でコロケーションについて調べたい名詞または動詞を入力すれば、該当語を含むすべての例文とその訳が表示されるようにした。この検索機能はコロケーションの使い方を調べるための辞書として活用できる。
2.システムの有効性の検証
学習者による試行により得られた学習履歴から、学習開始前に出題される実力診断の結果と、練習問題の後で行う総合問題の結果を比較した。平均値の差を両側検定の検定した結果、この二つの問題の平均値の差は有意であったことから、本システムはコロケーションの習得に効果があることが分かった。また、アンケート調査の結果、「日本語の勉強に役に立った」、「新しいコロケーションを覚えられた」等、本システムに対する全体的な評価は概ね高く、肯定的な評価を得ていることが分かった。
3.学習者による試用の結果得られたフィードバックに基いたシステムの機能追加
(1)メッセージボードの作成
ログインした際に、個別のユーザー宛に教員が登録したメッセージや、ログイン回数や頻度に応じたメッセージが表示されるようにし、教員が学習者とコミュニケーションを図れるようにした。
(2)履歴表示画面の変更
学習履歴表示画面に☆アイコンを表示し、未習の学習画面に直接移動できるようリンクを貼った。
(3)練習問題3(短文作成)の修正
学習意欲を高める試みとして、学習者が投稿した短文は教師の添削を受けられるようにした。また、添削後の文を他の学習者が閲覧でき、おもしろいと思った文に投票できるようにした。獲得数はポイントに反映される。学習者同士による評価機能を付与することで、協働学習の機会を作り、学習意欲の向上を図ることにした。
4.学会発表と論文により研究成果をまとめた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 漢語名詞「進歩」と「向上」のコロケーションの異同について2011

    • 著者名/発表者名
      中溝朋子, 他
    • 雑誌名

      大学教育

      巻: 8号 ページ: 88-95

  • [雑誌論文] 中上級コロケーション学習用e-leaming教材の開発と試行2010

    • 著者名/発表者名
      中溝朋子, 他
    • 雑誌名

      2010世界日語教育大会予稿集

      ページ: 1349-1-1349-10

  • [学会発表] 中上級コロケーション学習用e-learning教材の開発と試行2010

    • 著者名/発表者名
      中溝朋子, 坂井美恵子, 金森由美
    • 学会等名
      2010世界日本語教育大会
    • 発表場所
      台湾国立政治大学(台湾)
    • 年月日
      2010-07-31
  • [備考]

    • URL

      http://nagareboshi.susi.oita-u.ac.jp/index.html

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公開日: 2012-07-19  

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