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2010 年度 実績報告書

多言語社会の日本語教育に関する社会言語学的総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520476
研究機関明海大学

研究代表者

山下 暁美  明海大学, 外国語学部, 教授 (10245029)

研究分担者 井上 史雄  明海大学, 外国語学部, 教授 (40011332)
キーワード多言語社会 / 日本語教育 / 社会言語学 / 変異 / 地域社会 / 共生社会
研究概要

本研究は、多言語社会の日本語教育について、社会言語学的な視点をとりいれた総合研究となった。「変異」、「談話分析によるコミュニケーション行動」、「地域社会の外国人と言語問題」、「グローバル化の中の日本語教育政策」等を主な研究目的としてスタートした。
日本語母語話者側と日本在住の外国人側の両面から、文化・社会・心理的な要素を考慮に入れて、共生時代の日本語教育の再検討のための基礎的研究を行なった。
国内の多言語状況を見ると、日本語教育における文化、社会、心理的要因の分析に着目した多面的研究が必要とされている。各研究領域で単発的に行われている研究を、本研究では、社会言語学という一定の統一的理論に立って、日本語教育の現状、問題点について、分析、考察を行った。
具体的な成果として、日本語学習者の情的コミュニケーションの考察、多言語社会のコミュニケーション摩擦について「曖昧性」を課題とした研究、日本人大学生の理解力の研究、日本語とポルトガル語の言語接触、日本語景観の歴史的分析による言語接触、多言語化の研究などをあげることができる。これらの研究成果は、多岐にわたった。
継続的に研究成果の報告会を開催し、活発な意見交換を行なってきた。大学院生の参加も含め、研究組織以外の外部からの発表者の参加も得ることができた。
また、報告書を作成した。報告書には、これまでの研究実績の一部を編集したが、振り返りと今後への展望のために作成した。今後の新たな日本語教育を考える一助となれば幸いである。
研究にあたって各地の機関に場所の提供などのご協力をいただいた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 発話の韻律的特徴と印象の関係-あいづちと「ね」の分析を中心に-2011

    • 著者名/発表者名
      山下暁美
    • 雑誌名

      日本語教師連絡会議論集

      ページ: 125-130

  • [雑誌論文] 好感度とコミュニケーションスキル-日本語学習者の談話分析による-2011

    • 著者名/発表者名
      山下暁美(単著)
    • 雑誌名

      明海大学大学院応用言語学研究

      巻: No.12 ページ: 119-127

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本語学習者の情的コミュニケーションの分析と考察2011

    • 著者名/発表者名
      山下暁美(単著)
    • 雑誌名

      多言語社会の日本語教育に関する社会言語学的総合研究

      ページ: 11-18

  • [学会発表] 情的コミュニケーション教育の必要性について-日本語学習者の談話分析による2010

    • 著者名/発表者名
      山下暁美
    • 学会等名
      日本語教育連絡会議
    • 発表場所
      ブルノ・チェコ(インターナショナルホテル)
    • 年月日
      2010-08-21
  • [図書] 平成20-22年度科学研究費補助金研究成果報告書2011

    • 著者名/発表者名
      山下暁美(編著)
    • 総ページ数
      74
    • 出版者
      私家版(山下暁美研究室)

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公開日: 2012-07-19  

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