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2011 年度 実績報告書

LMSの移動型端末としての携帯音楽プレーヤー―外国語教育のための拡張システム―

研究課題

研究課題/領域番号 20520485
研究機関東北大学

研究代表者

杉浦 謙介  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (40196712)

キーワードeラーニング / CALL / ドイツ語
研究概要

本研究の目的は、携帯音楽プレーヤーを外国語教育用LMSであるWebOCMの移動型端末として位置づけ、より効果的な外国語eラーニング教育をおこなうための拡張システムを研究することである。
今年度は、モデル・コースウェア(ドイツ語教材)を使用する学習者の実態を調査しながら、(1)LMS→学生PC→携帯音楽プレーヤーへの教材配信の問題点、(2)ID3v2メタデータやRSS2.0データの問題点、(3)学習効果について検証した。(1)については、学習者は、自分の携帯音楽プレーヤーに合った配信方法を使いこなしていた。スマートフォン型プレーヤー(iPod touchを含む)を所有する学習者は、LMSから直接スマートフォン型プレーヤーへ教材をダウンロードしていた。教材配信については問題ないこと、そして新たにスマートフォン型の教材配信も可能であることが明確になった。(2)については、Windows Media PlayerがVersion12からID3v2<song>タグをサポートしなくなったこともあり、同じ教材データをID3v2メタデータおよびRSS2.0データとして登録しておく冗長化の重要性がより明確になった。また、PCでの学習用に作成したPDF版教材データが、PCばかりではなく、スマートフォン型のプレーヤーでも利用できることも明確になった。(3)については、確認テスト(どの文が出題されるか分かっている聞き取り穴埋め問題)では、ほぼ全員が満点を取っていた。携帯音楽プレーヤーをLMSの移動型端末と位置付ける拡張システムが十分な学習効果を有することが明らかになった。この検証をうけて、拡張システム・教材(コンテンツ)・教授法(メソッド)を最終調整し、LMSと携帯音楽プレーヤーを連携させたインストラクショナル・デザインを策定した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 東北大学のドイツ語教育の現状と課題2012

    • 著者名/発表者名
      杉浦謙介
    • 雑誌名

      東北大学の初修外国語教育

      ページ: 19-24

  • [雑誌論文] EuroTalk社のSCORM準拠Web教材-概要と使用事例-2011

    • 著者名/発表者名
      杉浦謙介
    • 雑誌名

      e-Learning教育研究

      巻: vol.6 ページ: 114-119

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 初級ドイツ語を学ぶ日本人大学生のシンタクス-LMSデータに基づく中間言語分析-2011

    • 著者名/発表者名
      杉浦謙介
    • 雑誌名

      外国語教育メディア学会第51回全国研究大会発表論文集

      ページ: 16-17

    • 査読あり
  • [学会発表] 東北大学の教養教育と言語教育2011

    • 著者名/発表者名
      杉浦謙介
    • 学会等名
      国立七大学外国語教育連絡協議会合同シンポジウム
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2011-10-20
  • [学会発表] 東北大学のドイツ語教育の現状と課題2011

    • 著者名/発表者名
      杉浦謙介
    • 学会等名
      公開シンポジウム:東北大学における初修外国語教育
    • 発表場所
      仙台
    • 年月日
      2011-10-13
  • [学会発表] 初級ドイツ語を学ぶ日本人大学生のシンタクス-LMSデータに基づく中間言語分析-2011

    • 著者名/発表者名
      杉浦謙介
    • 学会等名
      外国語教育メディア学会第51回全国研究大会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2011-08-07
  • [図書] 東北大生のための教育系情報システム活用ガイド20112011

    • 著者名/発表者名
      静谷啓樹
    • 総ページ数
      31-36
    • 出版者
      共立出版

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公開日: 2013-06-26  

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