• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

国際語としての英語の音声理解及び内容理解に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520486
研究機関福島大学

研究代表者

松浦 浩子  福島大学, 経済経営学類, 教授 (70199751)

研究分担者 千波 玲子  福島大学, 亜細亜大学・国際関係学部, 教授 (10227332)
キーワード国際語としての英語 / intelligibility
研究概要

20年度は、日本人英語の音声理解及び内容理解を阻害する要因を音声学的見地から解明することに重点を置いて取り組んだ。具体的には、英語力の異なる複数の日本人大学生から英語文章を音読した音声データを採集し、・英語を母語とするアメリカ人大学生、外国語として学ぶ韓国人、日本人大学生約150名(各国約50名)に聞かせ、日本人英語に対する評価及びディクテーション・テストの2つのタスクを課した。回答を分析したところ、次のような結果が得られた。
1) アメリカ人被験者は日本人被験者よりアクセントを強く感じる一方で、流暢さを高く評価した。
2) アメリカ人被験者は、日本人及び韓国人被験者より日本人英語を分かりやすいと評価した。
3) 吹き込み者による単語の置き換え(word substitution)は、3グループの英語理解度を著しく損ねた。しかし一方で、スクリプトの単語が別な単語に入れ替わっても、アメリカ人被験者の一部、韓国人被験者の一部は文脈から欠損情報を補うことができた。日本人グループよりもトップダウンによるリスニング・ストラテジーに優れていると考えられる。
4) Suprasegmental面での逸脱(sentence stress、word stressの逸脱)は、segmental面での逸脱(母音・子音の逸脱)に較べて、被験者の理解度をより激しく損なう傾向が見られた。
これらについては、ドイツ・エッセンで開催されたAILA 2008(15^<th> World Congress of Applied Linguistics)大会にて口頭発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Intelligibility of L2 English to American, Korean, and Japanese listeners2008

    • 著者名/発表者名
      Hiroko Matsuura & Reiko Chiba
    • 学会等名
      AILA 2008(15^<th> World Congress of APPlied Linguistics)
    • 発表場所
      ドイツ、エッセン
    • 年月日
      2008-08-25

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi