1、アラビア語の語彙に関する文献、語彙習得論に関する文献を購入した。アラビア語のほか、主に英語語彙習得に関する先行研究を把握することができた。 2、カイロ・アメリカン大学のアラビア語インスティテユート、ヨルダン大学のランゲージ・センター、ダマスカス大学のハイヤー・ランゲージ・インスティテユートを訪問、教科書を入手するなどした。現地のアラビア語コースで、学習者にどのような単語、熟語、連語が教えられているかの資料となる。すでに私費で購入済みの日本語によるアラビア語入門のテキスト類とあわせて、単語、熟語、連語のデータをまとめつつある。 3、アラビア語の新聞および雑誌、書籍を収集した。ネイティブ・スピーカーがどのような単語、熟語、連語を用いているかの資料となる。新聞は、さまざまな分野のアラビア語が網羅されており、重要な資料である。また、書籍は、成人向けのものだけではなく、子供向けの書籍も収集した。 4、エジプトにて、現地のアラビア語ネイティブ・スピーカー(ノン・ネイティブ向けのアラビア語教師)に、収集した単語、熟語、連語の意味合い等について確認を行なった。 2、3、4は、学習者が習得すべき、使用頻度の高い単語の選定のための作業である。 5、実際に、研究代表者担当のアラビア語クラスにおいて、使用している辞典(語根別配列か、アル ファベット順配列か)による、学習者の語彙の把握の差異について調査を行なった。 6、日本語によるアラビア語入門のテキスト類に見られる例文や単語のデーターべース作成に着手した。
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