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2008 年度 実績報告書

インターネット環境での国際間の新しい語学遠隔教育方法の可能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520491
研究機関東京外国語大学

研究代表者

林 俊成  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70287994)

研究分担者 海野 多枝  東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (00251562)
キーワード遠隔教育 / 言語教育 / LMS / 日本語教材
研究概要

本研究は、インターネットを介して、海外の大学と連携して国際間の新しい語学教育方法を探ることを目的としている。具体的に下記の2つのテーマからなる。
(1) インターネットを利用して、海外の大学における日本語学習者と、日本の大学における中国語学習者に対する授業方法に関する研究
(2) インターネットを利用して、海外の大学に対する日本語教材の提供を行う方法、および評価を行う方法に関する研究
(1)のテーマについては、平成20年度において、台湾の教員との打ち合わを行いつつ、ネット上における構成主義言語学習指向の授業を実施するとともに、その評価を行った。自身が学習する言語について同年代のネイティブの学習者と討論する形式の授業を通して、自分の言語の利用に自信をつけてきたことがわかり、結果として、学生は非常に興味を示し高評価を得た。一方で、本授業スタイルに、テレビ会議利用の際のテーマとテレビ電話接続のテーマに関連性がうすいという問題点や、授業の準備に過大な労力がかかるなどの問題が浮かび上がった。来年に向けて、授業改良のカリキュラムを設計する。
上記の(2)のテーマについて、e-learningシステム上で利用するWeb教材の開発に着手した。台湾の教員と共同で実際に利用する教材の内容を選定し、また、台湾側の教員の視点を含めて評価ポイントを定めるとともに、当方でも教材を評価するうえでのポイントを定めて、教材に反映する予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] ウェブ対応日本語会話教材の開発とE-ラーニング環境での利用評価2009

    • 著者名/発表者名
      林俊成, 海野多枝
    • 雑誌名

      第12回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム報告・発表論文集, ヨーロッパ日本語教師会 (掲載確定頁数未定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Development and utilization of TUFS Language Modules2009

    • 著者名/発表者名
      CC. LIN, Yuji KAWAGUCHI
    • 雑誌名

      日本e-Learning学会国際シンポジウム

      ページ: 28-33

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日中遠隔協働授業における語学教育の実施とその評価2008

    • 著者名/発表者名
      林俊成
    • 雑誌名

      東京外国語大学論集 76

      ページ: 191-212

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中日語言教育遠距協同教學之實施及其評估2008

    • 著者名/発表者名
      林俊成
    • 雑誌名

      第一届華語文教學國際研討會曁工作坊論文集

      ページ: 147-161

    • 査読あり
  • [学会発表] A Trial of Foreign Language Education through Japan-Taiwan Cooperative Distance Learning Lessons on the Internet2009

    • 著者名/発表者名
      CC. LIN
    • 学会等名
      Society for Information Technology &Teacher Education International Conference Annual
    • 発表場所
      Charleston, South Carolina, USA
    • 年月日
      20090300
  • [学会発表] 視聴覚手法を用いた字形認知漢字教材2009

    • 著者名/発表者名
      林 俊成
    • 学会等名
      台湾淡江大學黄憲堂先生記念講演
    • 発表場所
      台湾・淡水・淡江大學
    • 年月日
      20090300
  • [学会発表] 外国語教育におけるマルチメディア教材の可能性 : 日本語教材を中心に2008

    • 著者名/発表者名
      海野多枝
    • 学会等名
      国立台湾大学主催 日本語文創新国際学術シンポジウム
    • 発表場所
      台湾、国立台湾大学
    • 年月日
      2008-05-31

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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