本研究は、インターネットを介して、海外の大学と連携して国際間の新しい語学教育方法を探ることを目的としている。具体的に下記の2つのテーマからなる。 (1)インターネットを利用して、海外の大学における日本語学習者と、日本の大学における中国語学習者に対する授業方法に関する研究 (2)インターネットを利用して、海外の大学に対する日本語教材の提供を行う方法、および評価を行う方法に関する研究 (1)のテーマについては、平成21年度において、引き続き構成主義言語学習理論に基づき、各種の協働作業による授業活動を開発し、評価し続け、その結果を教育工学会で発表した。また、このように、電子機器を利用した形式の講義を、一般の教員も実施可能のため、カリキュラムの観点から検討し、その検討内容を22年度で発表する予定である。 上記の(2)のテーマについて、今年度において、前年度の評価結果に基づき、再度教材を作成しなおし、実際の台湾の授業で評価してみた。その結果を22年度の日本語教育学会で発表する予定である。
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