英語を使って自律的に思考を練って、その成果を発表した経験のない学部生には、まず英語で表現するということ、そしてその表現にはいろいろなレベルがあるということに気付かせ、英語表現の多様な可能性を意識させることが必要であろう。このため、内容構成をIMRAD形式に限定してまずは具体的なものを説明させる手段が有効であるとかんがえられる。また、聴き手を引き付けるという視点から資料作成、声の性質を指導していく試みも行った。いまだ十分な成果が得たとは言えないが、今後、より包括的で柔軟性をもったアプローチができる方向性は確かなものになったと考える。
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