教員養成課程における英語教師の自律と動機づけの縦断的研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20520501
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 外国語教育
• 研究機関: 大阪教育大学
• 研究代表者: 本田 勝久 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (60362745)
• 研究分担者: 高木 明子 青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (50343629)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 動機づけ / 教員養成 / 自律

研究概要

本研究の目的は、質的・縦断的な研究手法を取り入れながら、より教育的な側面を重視した理論やモデルを構築することであった。つまり、これまで学習環境と社会生活環境とに区分されてきた言語学習を、より教育環境に特化した形で統合したことを意味している。アンケート結果ならびに面談結果の時系的変化を調べることにより、調査結果からの知見を教員養成カリキュラムの開発に生かすとともに、学習者の自律を促し、学習者の動機づけを高めるための教育実践力を有する教員の資質や能力さらにはその素養を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 教師を動機づけるもの-英語科教員へのインタビューを通して- (2011)
  • 著者名/発表者名: 戸田マリア・本田勝久
  • 雑誌名: 関東甲信越英語教育学会誌 第25号 ページ: 4-52
  • 査読あり
• [雑誌論文] Implementing effective professional development activities. (2010)
  • 著者名/発表者名: M.Khalili Arash, TAKAGI Akiko
  • 雑誌名: Hwa-Kung English Journal 16 ページ: 1-29
  • 査読あり
• [雑誌論文] Promoting learner autonomy : Student perceptions of responsibilities in a language classroom in East Asia. (2010)
  • 著者名/発表者名: SAKAI Shien, TAKAGI Akiko, Chu Man-ping
  • 雑誌名: Educational Perspective 43 ページ: 12-27
  • 査読あり
• [雑誌論文] 小中連携を視野に入れた英語活動カリキュラムの開発に向けて (2009)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久・星加真実・小川一美
  • 雑誌名: 大阪教育大学教科教育学研究会『教科教育学論集』 第7号 ページ: 19-28
• [雑誌論文] 小学校英語活動に対する現場の意識-必修化を目前にして- (2009)
  • 著者名/発表者名: 小川一美・本田勝久
  • 雑誌名: 外国語教育学会『外国語教育研究』 第11号 ページ: 73-89
  • 査読あり
• [雑誌論文] 外国語活動必修化への提言-中学校英語教員への意識調査を通して- (2009)
  • 著者名/発表者名: 太田洋・本田勝久
  • 雑誌名: 英語授業研究学会紀要 第18号 ページ: 81-92
  • 査読あり
• [雑誌論文] Engaging student teachers in reflective thinking. (2009)
  • 著者名/発表者名: TAKAGI Akiko, Hwa-Kung
  • 雑誌名: English Journal 15 ページ: 217-234
  • 査読あり
• [雑誌論文] Relationship between learner autonomy and English language proficiency of Japanese learners. (2009)
  • 著者名/発表者名: SAKAI Shien, TAKAGI Akiko
  • 雑誌名: Journal of ASIA TEFL 6(3) ページ: 297-325
  • 査読あり
• [雑誌論文] Promoting learner autonomy in a reading class. (2009)
  • 著者名/発表者名: 高木亜希子
  • 雑誌名: Researching Language Teaching and Learning : An Integration of Practice and Theory(Yoshida T. et al. (Eds.) Peter Lang) ページ: 333-352
  • 査読あり
• [雑誌論文] 外国語活動必修化への提言-小学校教員の意識調査を通して- (2008)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久・小川一美・河本圭司
  • 雑誌名: 大阪教育大学『紀要(第V部門)教科教育』 第57巻第1号 ページ: 13-30
  • 査読あり
• [雑誌論文] Teachers' roles in developing learner autonomy in the east Asian region. (2008)
  • 著者名/発表者名: SAKAI Shien, Man-ping Chu, TAKAGI Akiko, 他
  • 雑誌名: Journal of ASIA TEFL 5(1) ページ: 93-117
  • 査読あり
• [雑誌論文] 個人差を考慮し自律学習を促すリーディングの授業-SRA 教材を用いた試み- (2008)
  • 著者名/発表者名: 高木亜希子
  • 雑誌名: 中部地区英語教育学会研究紀要 第37号 ページ: 269-274
  • 査読あり
• [学会発表] Reflective practice in a teacher education program. (2010)
  • 著者名/発表者名: 高木亜希子
  • 学会等名: JALT 2010 International Conference
  • 発表場所: 愛知産業労働センター
  • 年月日: 2010-11-21
• [学会発表] 教師を動機づけるもの-英語科教員へのインタビューを通して- (2010)
  • 著者名/発表者名: 戸田マリア・本田勝久
  • 学会等名: 関東甲信越英語教育学会第34回つくば研究大会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2010-08-21
• [学会発表] 小学校外国語(英語)活動のための教員養成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久
  • 学会等名: 関東甲信越英語教育学会第34回つくば研究大会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2010-08-21
• [学会発表] 動機づけ研究の現在-英語教師が知っておいた方が良いこと (2010)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久
  • 学会等名: 英語授業研究学会第22回全国大会
  • 発表場所: 神奈川大学
  • 年月日: 2010-07-31
• [学会発表] How to implement professional activities. (2009)
  • 著者名/発表者名: Khalili M. Arash, TAKAGI Akiko
  • 学会等名: KOREA TESOL 2009
  • 発表場所: 淑明女子大学
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] Improving Students' Learner Autonomy in Japanese Educational Settings. (2009)
  • 著者名/発表者名: Shien SAKAI, TAKAGI Akiko, Youichi KIYOTA, Natsue NAKAYAMA
  • 学会等名: Japan-United States Teacher Education Consortium 2009
  • 発表場所: University of Hawaii at Manoa
  • 年月日: 2009-09-19
• [学会発表] 学習者の自律を促す授業づくり (2009)
  • 著者名/発表者名: 高木亜希子
  • 学会等名: 英語授業研究学会第21回全国大会
  • 発表場所: 大阪成蹊大学
  • 年月日: 2009-08-07
• [学会発表] 大阪教育大学における小学校教員養成-学生の意識調査を通してのカリキュラム開発- (2009)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久・山本長紀
  • 学会等名: 小学校英語教育学会第9回東京大会
  • 発表場所: 東京学芸大学
  • 年月日: 2009-07-19
• [学会発表] 小学校外国語活動を担う人材育成-教員養成課程における海外教育実習- (2009)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久・山本長紀
  • 学会等名: 中部地区英語教育学会第39回静岡大会
  • 発表場所: 常葉学園大学
  • 年月日: 2009-06-27
• [学会発表] 教員研修における小中連携-英語教員への面談調査から- (2009)
  • 著者名/発表者名: 太田洋・本田勝久
  • 学会等名: 中部地区英語教育学会第39回静岡大会
  • 発表場所: 常葉学園大学
  • 年月日: 2009-06-27
• [学会発表] Engaging Student Teachers in Reflective Thinking. (2009)
  • 著者名/発表者名: 高木亜希子
  • 学会等名: 2009 International Conference on English Teaching and Learning
  • 発表場所: Chinese Culture University
  • 年月日: 2009-05-02
• [学会発表] 英語学習者の自律と動機づけ-新学習指導要領を踏まえて- (2009)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久・高木亜希子
  • 学会等名: 関西英語教育学会第15回和歌山セミナー
  • 発表場所: 和歌山市民会館
  • 年月日: 2009-03-14
• [学会発表] 英語教育における学習意欲 (2008)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久
  • 学会等名: 第8回英語教育総合研究会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2008-11-16
• [学会発表] 英語教師の動機づけ研究:Learner MotivationからTeacher Motivationへ (2008)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久
  • 学会等名: 英語授業研究学会関西支部第174回例会
  • 発表場所: 大阪商業大学
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] Promoting learner autonomy : Student perceptions of responsibilities in a language classroom in East Asia. (2008)
  • 著者名/発表者名: SAKAI Shien, TAKAGI Akiko, Chu Man-ping
  • 学会等名: AILA World Congress 2008
  • 発表場所: Essen World Congress
  • 年月日: 2008-08-28
• [学会発表] 外国語活動必修化への提言-中学校英語教員の意識調査を通して- (2008)
  • 著者名/発表者名: 太田洋・本田勝久
  • 学会等名: 小学校英語教育学会第8回福島大会
  • 発表場所: ビッグパレット福島
  • 年月日: 2008-07-21
• [図書] 英語教育・英語学習研究現場型リサーチと実践へのアプローチ(投野由紀夫・相澤一美・根岸昌史他(編著))(Towards a New Paradigm in Language Learning Motivation : Self-Determination Theory and Japanese EFL Learners.) (2008)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久
  • 総ページ数: 93-107
  • 出版者: 桐原書店
• [図書] スペシャリストによる英語教育の理論と応用(小寺茂明・吉田晴世(編著))(第7章動機づけ研究) (2008)
  • 著者名/発表者名: 本田勝久
  • 総ページ数: 284-294
  • 出版者: 松柏社